青瓦台は彭麗媛夫人のためにも多くの準備をした。晩餐会では彭麗媛夫人を中国人民のスターにした「希望の野原に立って（在希望的田野上）」という歌が合唱され、中国伝統楽器公演のために舞台に立った中国人女性、彭麗潁氏のあいさつがあった。彭麗潁氏が「彭麗媛夫人と同じ学校を出た」と話すと、彭麗媛夫人はとても喜んでいたという。習主席も出演者の名簿を見て、「妻と名前が似ていて、一文字だけ違う方がいる」と語った。また朴大統領は、羊肉が好きな習主席の好みを考慮し、晩餐会のメニューには羊肉カルビを含めた。習主席は晩餐会でメニューを見ながら満足な表情を見せ、「本当にきめ細かく素晴らしい日程を準備されたようだ」と繰り返し話したという。

習主席夫妻は訪韓中、お互い愛情も隠さなかった。習主席は特別昼食会で、「妻はどの国へ行っても、その国で食べたおいしい食べ物を家で真似て作ろうとする」とし、夫人のキムチ作り経験を紹介した。また彭麗媛夫人を「勤勉な家庭主婦」で紹介した。彭麗媛夫人は「私たち夫婦はテンジャンチゲが好き。しかし（中国で）韓国のオリジナル（伝統）味噌は買えない」と惜しんだという。習主席は「妻に初めて会った時はすでに有名な国民歌手として活躍している時だったが、素朴なところが気に入った」と述べ、彭麗媛夫人は「私の料理が得意なところが気に入ったようだ」と言って笑ったという。朴大統領が最高級紅参（高麗人蔘）を贈ると、習主席は「私の健康を周囲の人たちがうらやましがれば、紅参のため健康になったと紹介する」と話した。
李昌鎬棋士に会った習主席「囲碁즂は人生・世界戦略ある」（１）