「とんでもない研究だ」ラボから追い出されたノーベル賞科学者、韓国に助言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.02 11:46
おかしな研究結果を出したと研究室から追い出されて30年後、ノーベル化学賞を受賞した科学者がいる。イスラエルのテクニオン-イスラエル技術研究所のダニエル・シェヒトマン(71)教授。昨年のノーベル化学賞受賞者だ。シェヒトマン教授は1982年、米国標準科学研究院客員研究員であった当時、固体の構造についての認識を変える画期的な発見をした。「準結晶」だ。この話を聞いた研究チーム長は「とんでもない研究結果で研究室の名誉を失墜させた」としてチーム員から除名してしまった。彼が1~2日ソウル、小公洞(ソゴンドン)ウェスティン朝鮮ホテルで開かれる「世界科学翰林院ソウルフォーラム(IASSF)参加のために来韓した。
--米国標準科学研究院研究チームから追い出された時の気持ちはどんなだったか。
「非常に良くなかった。ノーベル化学賞と平和賞などノーベル賞を2回受賞した米国ライナス・ポーリング教授も私の業績を認めなかった。しかし私は諦めなかったし、他の研究者は私の業績を実験で確認した」