米朝首脳会談は年明けと言われているが…年内終戦宣言に執着する韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.25 10:20
韓国政府の高位関係者が23日(現地時間)、米国内の韓国特派員と会い、「終戦宣言は米朝実務交渉がどれほど深い合意を導き出すかにかかっていた」とし「実務交渉で話さえつけば年内も不可能ではないと考える」と述べた。米ホワイトハウスのジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が「米朝首脳会談は(来年)1月1日以降」と明らかにしたことを受け、年内の終戦宣言が不可能になったのではないかとの予測が出たことに対するものだ。だが、北朝鮮が制裁緩和を要求して日時に対する提案がない状況で、米朝両側の関心が離れた「年内終戦宣言」に韓国だけが執着しているという指摘もある。
朝交渉に精通したこの政府高位関係者は、2回目の米朝首脳会談に関連し、「中間選挙以降の準備過程を考慮すると、1月初めが適切だというのが米国政府の立場のようだ」と話した。続いて、韓国が描く「年内終戦宣言」に対する米国の立場を「米国は終戦宣言を(非核化合意の)全体図の一部として話してきたし、過去には核申告書と連携する形で話が出ていた。実務交渉過程で具体化するだろうし、終戦宣言も交渉対象ということ」と説明した。米国は、北朝鮮の豊渓里(プンゲリ)・東倉里(トンチャンリ)および寧辺(ヨンビョン)の査察・廃棄など、具体的非核化措置に対する交渉カードとして終戦宣言を考慮するということだ。