文大統領「北核、早期の完全廃棄は容易ではない」

文大統領「北核、早期の完全廃棄は容易ではない」

2017年11月15日09時53分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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フィリピンを訪問中の文在寅大統領が14日午後(現地時間)、マニラ国際コンベンションセンター(PICC)で開かれた「ASEANプラス3首脳会議」に先立ち、各国首脳と記念撮影している。左からベトナムのグエン・スアン・フック首相、文大統領、安倍首相、フィリピンのドゥテルテ大統領、中国の李克強首相。
  文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日、北核問題に関連し、「対話に入るならすべての案を開いて協議できるだろう」と述べた。

  東南アジア歴訪中の文大統領はこの日、フィリピン・マニラにあるプレスセンターで「北核廃棄に向けた段階的補償措置を検討するのか」という質問に「北核を凍結させて完全な廃棄に進むような協議になれば、それに(彼に)相応して韓国と米国と国際社会が北朝鮮に何ができるかを協議できるだろう」と答えた。

  これは文大統領が明らかにしてきた「凍結→廃棄」という2段階北核解決法にしたがって段階別に北朝鮮に相応する補償措置を米国などと前向きに検討できるという意味に読まれる。

  特に、文大統領は「段階別補償に韓米軍事訓練の中断も含まれているのか」という質問に「そのような具体的な案を尋ねるのは時宜を得ていないこと」とし「まずは対話の条件が整えられてこそ、対話局面に入ることができるが、北朝鮮の核・ミサイルの高度化に照らしてみれば早期に一気に完全な廃棄は現実的に容易ではない」と指摘した。また「今の段階で凍結させれば条件を提案する状況ではなく、今は北朝鮮を対話の道に導くために北朝鮮を制裁・圧迫する度合いを高めることに集中する時」と強調した。

  文大統領はドナルド・トランプ大統領との韓米首脳会談以降、論争を巻き起こした「インド・太平洋戦略」に対する立場も明らかにした。彼は「インド・太平洋協力は前回(7日)会合で初めて聞く提案だった」とし「韓米同盟をインド・太平洋協力のある軸として(トランプ大統領が)話したため、その趣旨を初めて聞く我々にとっては正確に分かりづらかった。そのため、立場表明は見送ってもう少し詳しい説明を今後聞くことにした」と話した。しかし、その後青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者が「(インド・太平洋ラインに)編入されない」と公開発言したことに対しては釈明しなかった。

  文大統領は平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)に北朝鮮が参加するかどうかに対しては「悲観も楽観もしていない」と話した。彼は「前例を見ると、北朝鮮は常に最後の瞬間にそのような決定をした」とし「北朝鮮が実際に参加するかはもう少し大会が差し迫ってから分かることができるだろう」と話した。彼は「北朝鮮が参加すれば、平昌五輪は単なるオリンピック(五輪)のレベルを越えて南北間の平和、さらに北東アジアの平和に寄与する良い契機になるだろう」と付け加えた。

  文大統領は今回の歴訪に関して「東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係を大幅強化するための新南方政策を明らかにし、それに対するASEAN諸国の共感と支持を得た」とし「また、習近平主席、李克強首相との連鎖会談を通して中国との関係を正常化する成果があった」と評価した。文大統領は引き続き「中国とロシアも北核問題不用という韓国の立場に対して完全に支持してくれた。国連安保理制裁決議に対する徹底した履行を約束した」と話した。

  文大統領は懇談会に先立ち、第20回「ASEANプラス3(韓日中)首脳会議」に参加して「20年前、アジア通貨危機を克服した連帯の力で平和・繁栄・発展の東アジア共同体ビジョンを作り出そう」とし、ASEANと韓日中が参加する「東アジア共同体」を提案した。また、開かれた第12回東アジア首脳会議(EAS)では北核問題の平和的解決原則を強調した。EASは米国とロシアなどが参加する領域内最上位の戦略フォーラムだ。この他に、ロシアのドミートリー・メドヴェージェフ首相とシンガポールの李顕龍首相との首脳会談を通じて実質的な協力案と北核対応案などを議論した。

  文大統領はこの日、在フィリピン韓国人との同胞懇談会を最後に7泊8日間のインドネシア→ベトナム→フィリピンにつながる東南アジア歴訪を終えて15日に帰国する。
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