ＬＧのＧウォッチＲは、今年前半期に初の「ラウンドスマートウォッチ」として注目されたモトローラのウェアラブル機器「Ｍｏｔｏ３６０」とも正面対決する見込みだ。６月に米サンフランシスコで開かれたグーグル開発者会議（Ｉ／Ｏ）で初めてデビューした「Ｍｏｔｏ３６０」は、来月のモトローラの新製品公開イベント直後に発売される予定だ。

アップルも来月、「ｉＷａｔｃｈ（仮称）」を発売し、ウェアラブル市場に参入する。グローバルＩＴ業界によると、アップルは来月９日、「ｉＰｈｏｎｅ６」とともにスマートウォッチ型製品「ｉＷａｔｃｈ」を同時発売するという。ｉＷａｔｃｈはヘルスケア機能が強調されている。歩数・カロリー消耗量・歩行距離など運動量をチェックして保存できる「運動量管理機能」、血圧・脈拍数・体温・呼吸数・血糖などが分かる「健康追跡機能」などが搭載される見込みだ。

今年下半期のスマートウォッチが「ファッションアイテム」「ヘルスケア」など新しい領域に焦点を合わせることで、成長がやや低調だったウェアラブル市場も次第に活気を帯びる見込みだ。英国の市場調査会社カナリスによると、今年前半期のウェアラブル機器出荷量は４５０万台と、前年比７００％増えた。

キム・テジンＫＴ経済経営研究所研究員は「ＩＴ企業のウェアラブル戦略が『着るコンピューター』を強調してきた以前の方式から進化している」とし「消費者もウェアラブル機器をファッションアイテムや健康管理測定機として使用できるだろう」と述べた。


世界ＩＴ業界、９月に「スマートウォッチ」戦争＝韓国（１）