【社説】メセナ活動が生んだチャイコフスキーコンクールの快挙

【社説】メセナ活動が生んだチャイコフスキーコンクールの快挙

2011年07月04日11時36分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国出身の若い音楽家が世界最高権威のロシア・チャイコフスキーコンクールで快挙を成し遂げた。ピアノ部門でソン・ヨルムさんと高校生のチョ・ソンジンさんが2位と3位を記録し、男女声楽ではパク・ジョンミンさんとソ・ソニョンさんが並んで1位となった。イ・ジヘさんもバイオリンで堂々の3位に上がった。1958年のコンクール創設以後で韓国人がおさめた最高の成績だ。声楽部門で男女ともに1位、韓国籍演奏者のピアノ2位、高校生入賞、バイオリン部門受賞はすべて初めての記録だ。

  韓国の大衆音楽界の若者たちがK-POPで世界を席巻したかと思えば今度は「クラシック韓流」だ。誇らしい。若い世代のはばかることのない挑戦と成就に拍手を送る。韓国で韓国人の師匠に師事した若者が世界舞台を席巻したことは韓国のクラシック音楽がすでに国際水準という意味だ。実技に重点を置く韓国芸術総合学校の学風が受賞者大量輩出に寄与したという事実も再確認してみる必要がある。

  われわれは特に今回の快挙の原肥役をした錦湖(クムホ)アシアナ文化財団のメセナ(企業の文化芸術後援)活動に注目する。受賞者のうちソ・ソニョンさん、ソン・ヨルムさん、チョ・ソンジンさん、イ・ジヘさんは「錦湖英才コンサート」「錦湖ヤングアーティストコンサート」など、この財団の音楽英才発掘プログラムのおかげで世界的音楽家に成長することができた。故朴仁天(パク・インチョン)会長が「英才は育て、文化は培って」というスローガンの下に創設した文化財団を朴晟容(パク・ソンヨン)会長は2005年に死去するまで心血を注いで育てた。現朴三求(パク・サムグ)会長も、「加えたり減らしたりせず兄(朴晟容)ぐらいだけやる」として一部企業がワークアウト(企業財務構造改善作業)を進める厳しい条件の中でも支援を継続している。

  錦湖アシアナ文化財団は音楽英才を選抜する際に少しでも縁故がある審査委員は排除し、実力と将来性だけで選ぶという。また、英才発掘にとどまるのではなく、奨学金・航空券支援、演奏機会提供、高価な楽器の無償貸与など、長期的見識から多様な恩恵を与えている。その結果が歴代最高のコンクール成績としてに現れた。この機会に政界は企業の文化芸術支援活動がより一層活発になるようメセナ活動支援法制定を急ぐ必要がある。
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