【噴水台】ノシム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.23 17:21
「炉心(ノシム)」に世界の目が集中している。日本福島原子炉の核燃料がどれほど熱を持っているのかが焦眉の関心事だ。すでに少なくない放射性物質が漏出したが、これからがもっと問題だ。もし安定化に失敗し、「メルトダウン(meltdowm)」と呼ばれる「炉心溶融」でも起きれば大変なことだ。この場合、放射性物質が手の施しようもなく拡散し、核災難を招くことになる。チェルノブイリのようにセメントを注いで封印しても後遺症は少なくない。
「盧心(ノシム)」が政界を熱くしている。キム・ヘウル国会議員の再・補欠選挙をめぐり「盧心論争」が熱い。民主党と国民参与党に分かれた追従勢力がお互い嫡統を主張する局面だ。選挙結果に伴う後の爆風も少なくない展望だ。「盧心」の爆発力がそのまま表れるのだ。
「労心(ノシム)」は主体が変わった。『孟子』に「心を労する者は人を治め、力を労する者は人に治めらる」という言葉がある。「労心者治人,労力者治於人」だ。それなら「労心」は当然、政治家の役割ではないのか。ところがむしろ国民が政治を心配する状況だ。