【取材日記】国際マナーがない中国スポーツ

【取材日記】国際マナーがない中国スポーツ

2017年09月14日16時24分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  米国女子プロゴルフ(LPGA)ツアーのマイク・ワン・コミッショナーは12日夜(日本時間)、選手たちに緊急メールを送った。「中国大会を開催できなくなった。先週、大会開催が決定したという内容を知らせたが、このような事態になり当惑している」という内容だった。そして「大会中に上海で重要な政治的行事が開かれるため、地方政府が他の行事を許可しない。突然の知らせになり申し訳ない」と了解を求めた。

  この大会は賞金210万ドルがかかったレインウッドLPGAクラシックだ。LPGAツアー事務局が年初に発表した日程によると、この大会は10月5-8日に中国・北京で開催される予定だった。しかし場所が上海に変更され、開幕を3週後に控えて一方的にキャンセルとなった。選手たちはすでに航空およびホテルを予約し、料金も支払っている。LPGAツアーのある選手は「中国大会に参加するため来週ニュージーランドで開催される大会の出場をあきらめた。3週間の日程が吹っ飛んだ」と怒りを表した。

  中国で開催されるゴルフ大会が一方的に取り消しになったのは今回が初めてではない。2011年にはインペリアルスプリングス大会が予定より1カ月ほど延期された後、開幕2週間前に中止になった。2015年のレインウッドクラシックも今年のように大会開幕を控えて中止になっている。男子ゴルファーの韓国プロゴルフ協会(KPGA)も中国の一方的な取り消しで被害を受けたことがある。今年6月に開催することで韓中両国の協会が合意したKEBハナ銀行インビテーショナルが「準備時間が足りない」という中国側の釈然としない通知で中止になった。THAAD(高高度防衛ミサイル)配備をめぐり韓中間の葛藤が深まっていた時期だ。

  3月に韓中女子プロゴルフツアーが共同開催したSGF67ワールドレディス選手権はコメディーのようだった。中継をした中国CCTV5+は優勝争いをしていたキム・ヘリムのプレーを全く見せなかった。優勝が決まった後も遠い距離から後ろ姿だけを見せた。慶尚北道の星州(ソンジュ)ゴルフ場をTHAAD基地として供与したロッテがキム・ヘリムのスポンサーだったからだ。

  スポーツ交流で中国側と接触した体育界の関係者は「少なくともスポーツ分野では中国は依然として常識が通用しない国」と口をそろえる。中国スポーツの規模は拡大したが、精神年齢はまだ子どもの水準という指摘だ。中国は2008年北京オリンピック(五輪)など大規模なスポーツイベントを開催した国だ。2022には北京で冬季五輪が開かれる。次は五輪を取り消すと言わないか心配だ。

  ソン・ホジュン/スポーツ部記者
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