朴大統領が作った救助団、ちゃんとした訓練場も事務室もない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.22 10:18
特殊救助団には庁舎もない。以前、戦闘警察などが休憩室として使っていた釜山海洋警備安全署の2階建て付属建物を臨時庁舎として使用している。1階は海洋警察と共同で使っている体力鍛練室・シャワー室があるので2階だけを専用の空間として使っている。このため救助装備を保管する空間さえない。苦肉の策として潜水服やフィンは玄関の前に置いておいた。乾燥室がないので濡れた潜水服は階段の片側に干している。減圧チェンバーや空気筒などは建物の外側にコンテナ2個を設置して保管している。
このような臨時庁舎もヘリコプターが待つ金海空港とは15キロ離れている。ヘリコプターが飛んできて隊員を乗せて行くというが、これでは出動に時間がかからざるをえない。このため、救助団は釜山港口の釜山海洋水産庁が所有する土地(4620㎡)を敷地として使わせてほしいと要請した状態だ。ここに庁舎をつくりヘリポートも設置するという計画だ。だが、敷地の確保を大声で求めるのは難しい状況だ。海洋交通管制センター(VTS)や海洋環境管理公団も同じ場所を求めているためだ。