【コラム】眠りを忘れた韓国人たち

【コラム】眠りを忘れた韓国人たち

2014年09月23日16時20分
[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
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  韓国と中国は時差をあまり感じないほど近い国だ。それでも互いの間に画然と存在する文化や習慣、考え方の差は仕方ないようだ。それなら果たして中国人の目に映る韓国、韓国人とはどんな姿だろうか。

  「韓国人は睡眠を取らないの?」

  これはおそらく韓国に訪問した中国人のほとんどが思っていることだろう。私が韓国に来て間もない時だった。ある日、韓国人の友達と時間が経つのも忘れて楽しく遊んでいたら、時間はいつのまにか午前0時近くになっていた。慌ててバスに乗って家へ帰る途中だった。ソウル大学の入口をちょうど通り過ぎ、バスが信号に引っかかりしばらく停車している間、私の視野に入ってきたのは横断歩道を渡っている数多くの人々だった。疲労感は全然見当たらない、いやかえって活気と熱気で浮き浮きしているような彼らの顔を窓越しに見た瞬間、昼間と勘違いするところだった。

  「あの人たちは遅くまで寝ないで何をしているの?」

  隣の友達に聞くと「まだ夕方なのに、なんで寝るの」と答えが返ってきた。

  韓国といえば、ドラマを忘れてはいけない。私のような「韓国ドラママニア」は「本放送」を必ず見なければならない。夕食を早目に食べ、テレビの前で首を長くして「本放送」を待った。ドラマ放送時間が中国より2時間遅い午後10時からだと私は知らなかった。私はその時「韓国人は早く寝て早く起きる中国人とは正反対で、遅く寝て遅く起きる」と結論を下した。しかし、この確信は次の日の朝虚しく破られてしまったが。

  次の日の早朝、歯をくいしばり、かろうじて起きた私は超人の意志を発揮し、ジョギングに出た。 韓国の友達と美味しい店を探し歩いたおかげで増えたお腹の肉を減らすためだった。まだ夜は明けず、四方が薄暗い寒い冬の朝、多くのアパートがすでに明かりをつけ、町には外出用の洋服を着た人々が 足早に先を急いでいた。

  韓国に来て数カ月後、中国語学院で会話講師をしている時だった。授業の時間割表)受け取った瞬間、本当にびっくりした。目を擦っても何度確認してみても「最初の授業が6時半」に間違いない。中国の受験生の朝自習の時間だってこれより遅いのに。「果たしてこの時間に来る人がいるのだろうか」。しかし、いた。 しかも、相当多かった。家から会社がとても遠くので遅刻するのを避けようと、むしろ人より早目に出勤し自己開発に投資するという学生、よくある飲み会のために夕方班ではない早朝班を選択したという学生。彼らの情熱には感心せざるをえなかった。このように睡眠もほとんど取らず、がんばって生きていく韓国人の情熱的な人生に感心をせざるをえない。しかも、遅く寝て早く起きる、持続的な睡眠不足の生活パターンが可能になること自体がミステリーであった。

  ある日、友達と2人でお酒の席を設けた。私たちが酒屋から出た時はすでに午前1時を越えた時間だったが、友達がいきなり「私たち、ウィンドウショッピングに行こう」と言った。見た目は大丈夫だがものすごく酔っているようだ。「今、何時だと思ってるの? どこに行こうとしているの?」 彼女は意味深長な笑みと一緒に私の手を引っ張りタクシーを捕まえた。私たちが降りたところは時間を忘れたかのように人波で大変混雑になっていた。道路周辺の数多くの露天商人らと、色とりどりの品物、いい匂いがする様々な食べ物は私を誘惑させるには充分だった。私は友達につられ、大型商店に入った。商店の中は洋服と人で溢れていた。ここはまさに最近韓国を訪れる中国観光客がその名声を聞いてはまず最初に訪れる場所、その名も東大門(トンデムン)だった。 さらに驚くべき事はこちらは昼間にも営業をしている事実だ。 韓国人はいったい、いつ寝るんですか?(中央サンデー第393号)

  チョンリ/1979年、中国審陽(チェンヤン)で生まれ審陽師範大学を卒業した。淑明(スッミョン)女子大学、博士課程修了。韓国に来た後、主に中国語を教えてきた。
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