◇総力販売体制へ=現代・起亜車の中国現地生産能力は米国(60万台)やヨーロッパ(60万台)の現地生産を大きく上回った。 中国乗用車市場は昨年の594万台に続き、今年は684万台に成長すると推定される。 5年後(2013年)には1000万台を超えると予想される。
起亜車が97年に、現代車が02年に中国に進出して以来、両社は着実に成長してきた。 現代車はおよそ5年間で100万台を販売、現地で‘現代速度’という言葉が生まれるほどだった。 昨年は競合他社の値下げ攻勢に対応できなかったうえ、中国消費者のニーズに合った新車を出せず、不振に陥った。
両社のシェアは計10%から6.3%に落ちた。 現代・起亜車は販売網を大幅に整備し、中国人の好みに合った新モデル開発に動いた。 その最初の作品が今回登場した中国型アバンテ「悦動」だ。 現代車の中国内のディーラー網を337カ所から年末には420カ所、2010年には550カ所に増やす計画だ。