朴槿恵(パク・クンヘ)ハンナラ党代表がテロにあった。耳の下から頬にかけて60針縫い、頚動脈を切るところだったという。殺人未遂に近いテロだ。民主化された国でどうしてこのような野蛮な事件が起こったのか、慨嘆を禁じ得ない。暴力で意志を表現するテロは民主主義の敵だ。徹底的に捜査して関連者を戒めなければならない。
しかし警察の初動捜査は十分でない点が1つ、2つではない。李宅淳(イ・テクスン)警察庁長は記者会見で、テロ容疑者らはお酒を飲んだと言った。しかし犯人のチ・チュンホはアルコール検査で0が出た。警察が共謀可否を否定的に見ているパク・ジョンニョルの飲酒事実で弁解ができることではない。事件をまともに報告を受けていようが受けていまいが、公式会見でそのように言うことは、事件の真相を濁ごそうと思ったと疑われるほかない。