【社説】ポンペオ訪朝直前にいつも訪中する金正恩委員長
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.20 10:27
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が昨日再び中国を訪れた。3月末と5月初めに続いでこれで3回目だ。中朝首脳間の交流史上、珍しいことだ。中国メディアも異例の金委員長の北京到着を1時間も経たないうちに報じた。かつて安全問題を考慮して北朝鮮指導者が帰国した後に報道していた慣行を破った。金委員長の訪中規模はさらに拡大し、李雪主(リ・ソルジュ)夫人の他に、崔竜海(チェ・ヨンヘ)国務委副委員長、朴奉珠(パク・ボンジュ)首相、金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長も含まれた。中国側からは習近平国家主席と彭麗媛夫人、李克強首相、王滬寧政治局常務委員、王岐山国家副主席などが出席し、厚い中朝友誼を誇示した。
金委員長は習主席との会談で「米朝首脳会談で合意した事項を一つ一つ実現していけば非核化の新たな局面を迎えるだろう」と述べた。北朝鮮が主張する段階的かつ同時的な非核化方案を再び明らかにした。習主席は一貫した韓半島(朝鮮半島)の非核化支持が中国の立場であるとし、これに関連して建設的な役割を果たしていくと明らかにした。中国が韓半島問題で疎外される「チャイナパッシング論」を一蹴し、主導的な役割を果たすという意欲とみることができる。