朴大統領が作った救助団、ちゃんとした訓練場も事務室もない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.22 10:17
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写装備を保管する場所がなく臨時コンテナに=中央海洋特殊救助団はちゃんとした装備倉庫がない。コンテナ2つで代替している。これすらも空間が足りず潜水服は庁舎の玄関に保管している。(写真=中央海洋特殊救助団)
今月20日午前11時、釜山市影島区東三洞(プサンシ・ヨンドグ・トンサムドン)釜山海洋警備安全署の駐車場。ヘルメットをかぶり救助用ベルト(ハーネス、harness)を着用した中央海洋特殊救助隊員が駐車場内にある高さ15メートルの照明塔の前にトラックを停めた。トラックの屋根に上って照明塔の中間あたりにロープを縛った。ロープの片方の端は駐車場に停められている乗用車を避けて照明塔から20メートルほど離れた埠頭側の地面に固定させた。
それから担架に救助隊員1人を横たえた。意識を失った患者の役割だ。別の隊員はロープに担架をぶら下げて地面に降ろしていった。海岸に座礁した船舶からロープを使って負傷者を救出し、陸に移送する練習だ。ちゃんとした訓練施設がなく、救助団の臨時事務室の近くにある駐車場を利用して訓練をしている。セウォル号惨事以降、大型海洋事故に備えてベテラン人材を選んで政府がスタートさせた中央海洋特殊救助団の姿がこうだ。