希望を失った都市で詩のようなラブストーリーを描いた日本映画の次世代巨匠(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.20 12:05
今回の映画では、希望は手に届くほど近くなり、また遠ざかるを繰り返す。にぎやかなパーティー会場の隣室では苦しむ男がいたり、良いことが起きそうな予感の直後には野良だった子犬が屠殺処分される現実が描かれる。死はゆっくりと、あるいは突然やってくる。
「世の中の両面をありのまま表現しようと思いました。死をちゃんと認識しない限り、人生も真っ直ぐ見ることができませんから。東京のような大都市に住んでみると、死は誰かによって絶えず遮られ隠蔽されているような感じを受けるようになります。きちんと死と向き合わないと、生きることに対する虚無感もますます大きくなるんじゃないかと思います」