【コラム】いま、経済副首相は第一線に立たなくてはならない=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.09 09:04
金秉準(キム・ビョンジュン)首相候補カードは最初から実現できない運命だった。朴大統領が国会との協議なく彼を首相候補者に指名した瞬間、金秉準候補は首相になれない身分になった。金氏も現実を受け入れる様子だ。彼は「私が障害物になる理由はない」と話した。問題は経済副首相だ。任鍾竜候補も障害物になりたくはないだろう。彼も金秉準問題に巻き込まれ事実上死石になった。経済懸案を取りまとめるのに一分一秒を争う。首相に続き経済副首相候補者まで落馬させる必要はない。
朴大統領は8日に国会を訪れ、「与野党合意で首相を推薦すれば任命する」と話した。一部議論はあるが事実上挙国内閣構成権限を国会に与えるという意味だ。新首相候補者を探すだけで相当の時間がかかるだろう。算法が異なる与野党が最適な人物を探すには相当な困難が予想される。経済副首相候補決定は首相候補者合意以降に延ばされる公算が大きい。その間に船長のいない大韓民国経済は霧の中で航路を見失いかねない。