【コラム】朴正熙の公務員、朴槿恵の公務員=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.23 14:12
大統領の言語は国政の突破力だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領は「過去の政府は何をしたのか尋ねたい」と述べた。その力で「全斗煥(チョン・ドゥファン)追徴金」問題を整理した。
大統領は言葉に意志を込める。それで国政を掌握する。朴大統領は権力と言語の相関関係を知っている。それは統治の妙味だ。朴大統領は「爪の下のトゲ抜き」を強調した。トゲとは規制だ。その言葉は規制打破の切実さを実感させた。しかしトゲ抜きの実績は思わしくない。
規制は官僚の権力だ。そのため公務員は「スーパー甲」となる。認可・許可、行政監視・監督、申告過程で民間人は委縮する。乙の姿勢で官僚の善処を望む。公務員が規制権力を自ら放棄するはずがない。トゲ抜きが順調でない理由だ。大統領の言語の力はここで停滞する。経済民主化の焦点は弱者の保護だ。朴槿恵政権は中小企業と町内商圏の保護を叫ぶ。