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【コラム】韓国にはもう帝王的大統領はいない(3)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.22 15:46
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◆民主化30年、権力集中から中間型体制へ進化

図で見るように、87年体制がスタートしたころ、韓国の民主主義は水平的な観点から大統領に多くの権限と権力が集中している体制であり、多数制民主国家のモデルといえる英国程度が韓国の87年体制より権力が集中している国家だったと言える。このような権力集中は2004年政治改革を前後に図上のほぼ中間まで緩和され、権力集中体制と分散体制の中間型に進化した。

 
このような中間型への変化を導いた要素を見てみよう。第一に、たとえ充分ではないが政党内部の制限的分権化が体制全般の分権化を促した。2002年新千年民主党が大統領候補を選出する時、米国式候補決戦制度に手を加えた制限的選挙戦制を実施してから政党分権化は少しずつ進んできた。帝王的総裁が自ら大統領候補として出馬したり、あるいは後継者を指名したりする方式から抜け出して党員と市民が参加する方法で候補の選出権限が分散した。大統領候補選出だけでなく、国会議員候補の選出過程も徐々に--もちろん国会議員候補の選出方式は分権化と集中化の間で一進一退を繰り返してきたという点で大統領候補の選出方式の分権化とは違った様相を見せてきた--分権化されたし、これに伴い、大統領の与党議員に対する帝王的支配も弱まったということができる。

第二に、2004年国会議員選挙制度が1人2票混合型投票制に転換されたことで政党体制の分権化が明らかに進展した。地方区投票と比例代表投票を別途で投票することになり、有権者はさらに広い選択肢を持つようになったし--専門的な用語では地方区-比例代表分割投票と呼ぶが、全体有権者の概略20%程度が分割投票をしている--それによって政党政治は安定した多党制化が進んだ。多党制化は、すなわち執権与党または、第1党が過半議席に達しない可能性がたかくなるということで、それによって議会内の権力分散がさらに促進する結果を生むことになった。

合わせて、2012年与野政党がいわゆる国会先進化法を導入することによって少数勢力の反対はもう少し強くなったし--迅速法案処理のために多数勢力は60%の議席が必要になった--これもまた国会内の権力分散、大統領と国会の間に権力分散を拡大したということができる。

総合してまとめると、私たちは過去30年間にわたり、いわゆる1987年体制を着実に改革しながら権力集中体制を緩和させてきた。一部87年体制改憲論者の主張とは違って政治権力が大統領に超集中されていた87年体制は、今日ではほぼ中間にある混合型体制へと進化してきた。権力の脱集中化は政党体制・選挙制度・国会制度にかけて広く進行していたし、それによって87年体制の象徴というべき帝王的大統領はもう帝王的権力と危機を繰り返す二つの顔を持つ大統領へと変化してきた。

今、韓国の民主憲政体制が直面しているもう少し緊急の課題は、水平軸上の権力分散よりも垂直軸上の権力分散だろう。大統領をけん制する国会・政党・選挙政治上の水平的権力分散はかなり進行された反面、中央政府と地方政府の間の垂直的権力分散は過去30年間、遅々として進まないまま残っている。過去30年にわたった民主化の実験が、水平的分散に偏っていたとすれば、これからは垂直的権力分散を通じて水平的権力分散と垂直的権力分散が--まるでフランスのように--均衡を成し遂げる体制を指向する時点だ。

チャン・フン/本社コラムニスト・中央(チュンアン)大政治学教授


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