<韓国再・補欠選挙>進化止まった「ガラパゴス野党」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.01 11:25
新政治連合は、選挙に負ければ指導部総辞職→非常対策委転換→革新機構スタートにつながる「危機克服マニュアル」を繰り返してきた。しかし党は変わらなかった。党内の486世代派閥の中心人物である禹相虎(ウ・サンホ)議員は「今回も過去のように革新機構を作って『骨身を削る刷新』をすると言いながらイベント性に終わる可能性が大きい」として「本当の根本的な改革を行えなければ国民の信頼を永遠に回復できないだろう」と話した。禹議員は「危機になるたびに党の下部基盤を広げて国民と党の疎通を拡大する改革案を提出したが、毎回黙殺された」と批判した。
不利になるたびに適当に外側だけ変えるのも、繰り返されてきた歴史だ。2000年代に入り新千年民主党→開かれたウリ党→大統合民主新党→統合民主党→民主党→民主統合党を経て再び新政治民主連合に党名が変わりながら外部勢力を迎え入れた。486運動圏、ハンナラ党改革派、市民社会団体などが合流して外見は変わった。だが根本部分はそのままだ。議員から補佐官まで全大協(全国大学生代表者協議会)出身の学生運動圏一色だと、新しい考えが食い込みにくい構造だ。安哲秀代表、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)顧問といった期待を集めた外部の人々は、「アイデンティティ」を疑われた。統合後は、新しく入ってきた外部勢力には排他的に接し、野党だけが入ってくれば「ナムルがご飯」(同じようなもの)に変わったりした。
政治地形が変わっても過去に安住した結果が選挙の惨敗だ。2012年総選挙と大統領選挙、6・4地方選挙と今回の再・補欠選挙の成績を合わせると1引き分け3敗だ。毎回「絶対に負けられない選挙」と主張したが事実上4連敗だった。金永煥(キム・ヨンファン)議員は「もうこれ以上外部から引き込む勢力もなくなった」として「党の路線に対する根本的な検討と、たゆまぬ努力が必要だ」と話した。