秋信守（チュ・シンス、３２）はかなり疲れている感じだった。時間があればアイスラテを飲んでいた。帰国後は１０分刻みで日程を入れていた。秋信守は「今はトレーニングを始めなければいけない時期。いろいろな行事に参加し、知人に会っているが、実際にはトゲの座布団に座っているようだ」と語った。

この冬、秋信守は米プロ野球テキサス・レンジャーズと７年総額１億３０００万ドル（約１３８億円）の自由契約選手（ＦＡ）契約に成功した。しかし成功の喜びを感じる余裕はない。新年初日を済州島で過ごし、２人の息子のムビン君（９）とゴンウ君（５）、娘ソヒちゃん（３）を実家と妻の家がある釜山に送った後、一度も会っていない。秋信守に９日、ソウル小公洞のロッテホテルで会った。

－－周囲から多くの祝福を受けているようだ。

「私を知っている人はみんな同じことを言う。『お前が努力した分、苦労した分、実を結んだ』と。ファンや知人にいろいろとお世話になったので、さまざまな行事を通じて報いている。例年は今ごろトレーニングを始めている。焦りもある」

－－誰かが大金を稼ぐと、みんな妬むものだが、秋信守選手の契約に対してはそうでなかった。

「私がマイナーリーグで苦労したことを知っているからだと思う。毎日が大変だった時期を知っているので、代理満足しているのではないだろうか」

－－大型契約後、何が変わるだろうか。

「今までは毎日ストレスを感じてきた。私が失敗すれば家族を扶養できないので。シンシナティのベイカー元監督から『もう（お金にこだわらずに）アマチュア時代のように楽しく野球をしなさい』と言われた。そうしようと努力はするが、習慣を捨てないだろう。真っ先に球場に行き、最も熱心にやるということだ。それが私の野球に対する姿勢だ」


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