円高の逆説…対日貿易赤字が過去最大に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.06 18:04
韓国貿易協会は5日、「昨年の対日貿易赤字(暫定値)は348億ドルで、過去最大だった08年の327億ドルを超えた」と明らかにした。 昨年の韓国の貿易黒字(417億ドル)の83%にもなる。 昨年、対日輸出も29.5%増えたが、輸入は31.8%も増加し、赤字幅が過去最大になったのだ。
原因は、韓国の主力輸出品である半導体・家電などの核心中間材(素材・部品)を日本に依存しているからだ。 最近の円高は、輸入価格の上昇、貿易収支の悪化を深刻にさせている。
三星(サムスン)経済研究所が4日に発表した報告書「日本の円高対応力」によると、日本は輸出取引で日本円決済の比率を高める方法(00年の36%から昨年は41%)で為替の影響を減らしている。 報告書は、村田製作所やキヤノンなどの会社を例に挙げながら、「日本企業は圧倒的な品質力とシェアで価格交渉力を強め、為替レートの変動によるコスト負担を海外に転嫁している」と分析した。