中国の宇宙崛起…8年後には宇宙ステーションを保有する唯一の国に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.09 09:24
中国の宇宙開発の歴史は50年代まで遡る。57年10月にソ連が世界初の衛星「スプートニク1号」の打ち上げを成功させた時、衝撃を受けたのは米国だけではなかった。翌年、中国の毛沢東主席も衛星開発を指示した。当時、中国は同じ共産国家であるソ連から援助を受けることができた。発射体である「R-2ロケット」はもちろん、関連専門家100人がソ連から中国に派遣された。2年後、中ソ関係が悪化したことを受けてソ連の技術顧問が撤収する危機に直面した。
だが、中国は後日、「中国宇宙開発の父」と呼ばれた在米科学者出身の銭学森博士を責任者に据えてミサイルと宇宙ロケットの独自開発を始めた。60年代末、中国は大陸間弾道ミサイル「東風4号」の開発に成功したことに続き、70年には東風4号に3段ロケットを搭載した長征1号ロケットまで完成させた。これで中国は世界で5カ国目の人工衛星打ち上げ国になった。80年代後半は米国がスペースシャトル「チャレンジャー号」の爆発で発射体の開発が足踏みする暗黒時代を迎えた時期だ。この時、中国は商業用発射体市場に参入して米国産衛星を打ち上げて再び飛躍した。中国は今や宇宙産業従事者が50万人に達するほどの成長を遂げた。