<インタビュー>日本の民主主義を手助けしてこそ歴史修正主義防げる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.02 09:52
--今回の安保法案の通過で日本の軍事大国化に加速度がついて韓国に対する脅威になるのではないのか。
「妥当な憂慮だ。日本は現在、歴史修正主義と排他的民族主義に流れている。このような日本が軍事力を強化すれば侵略された中国や韓国など周辺国では具合が悪くなることは明らかだ。ただし今回の状況を日本社会全体の軍国主義化だけに追いやるものではない。今回の安保法案の処理過程で見たように日本国民は集団的自衛権の行使に対して非常に否定的だ。50~55%が反対し、支持は30%前後だ。日本世論の向背も考慮しなければならないという意味だ。1960年、岸首相のもとで新安保条約が締結されて以降、今回のように日本国民が大規模に行動に出たことはなかった。平和憲法制定以後、過去70年近く日本社会にも平和主義が深く根をおろしていたという点も念頭に置かなければならない。日本が歴史修正主義を通じて過去に回帰することを警戒しなければならないのは明らかだが、過度に行動しても困る。かえって日本国内の民族主義をそそのかして保守右派を助ける格好になりうるということを知るべきだ」