【時論】米国を弄ぶ北朝鮮(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.23 15:01
オバマ米大統領は韓半島情勢の悪化が自分の大統領選挙戦略に不利だと判断すると、北朝鮮は予想している。 オバマ大統領は確かにそう考えているだろう。 特にイラン核問題が焦眉の問題に浮上している現況を考えるとなおさらだ。 また北朝鮮はどうにかして中国を自国の味方にできると確信しているのだろう。 米中はしばらく反発するが、打ち上げ後にある程度の時間が経てば、結局はまた対話の雰囲気に戻るというのが、北朝鮮の計算だ。
金正日(キム・ジョンイル)死去後、北朝鮮の政策優先順位1位は金正恩(キム・ジョンウン)体制の定着だ。 住民に約束してきた「強盛大国入り」の年にふさわしい状況も醸成しなければならない。 食糧の確保と軍事的な行事が必要だ。 北朝鮮は今回、米国との交渉でこの2つを同時に得ようとした。 米国を弄んでいるということだ。