米国の敵の筆頭に浮上した北朝鮮…米国防長官「危険ラインに近接」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.12 10:52
海上戦力予算部門では「セクエスター(連邦政府自動支出削減)状況でも中東とアジア・太平洋地域に配備する空母・駆逐艦・上陸艇などの予算は十分に確保しなければならない」と強調した。具体的には、北朝鮮の脅威が表面化したことで、グアム基地と真珠湾太平洋司令部への空母・潜水艦配備、空母接岸施設費などに3億7800万ドルを配分した、と明らかにした。サイバー戦争対応予算も47億ドルと、昨年より20%も増やした。
ロバート・ヘイル米国防総省監査官はブリーフィングで、「セクエスターでいくつかの部門の予算削減が避けられないが、韓国防御をはじめとする前進配備用の予算には例外が適用される」と強調した。ヘーゲル長官は「今回の予算はオバマ大統領の新しい戦略指針のために重要な投資」とし「アジア地域に対する戦略的重要性を高めることに主眼点を置いた」と述べた。ヘーゲル長官と会見場に同席したデンプシー統合参謀本部議長は「われわれは北朝鮮が引き起こしうる最悪の状況を想定しなければならない」とし「米国は常に対応体制を整えなければならず、そうしている」と強調した。北朝鮮が核弾頭を中長距離ミサイルに搭載できるレベルに達しているかどうかを尋ねる質問に対し、ヘーゲル長官は「機密事項」という理由で答えなかった。