【時視各角】グッドコップ、バッドコップ、中国コップ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.12 14:35
文在寅(ムン・ジェイン)政府発足直後、「6月中旬の北朝鮮特使派遣、9月の韓米首脳会談」という主張が台頭していたことがある。だが、文大統領は「まず韓米首脳会談」にこだわった。続いて先発隊としてワシントンにやってきたのが文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一・外交・安保特別補佐官。文特別補佐官は「北朝鮮が挑発をやめれば韓米軍事演習を縮小するかもしれない」という爆弾発言をした。中国が主張する「双中断」と同様の、意図的な発言だった。公式には話しにくいことを文特別補佐官が首脳会談前に米国でさく烈させてバッドコップ(bad cop・悪役)を引き受け、その10日後に大統領はこれを円満に収拾してグッドコップ(good cop)になった。成功した戦略だった。
文大統領の訪中(13日)を前にして、その時とは余りにも異なる様相が最近広がっている。グッドコップ、バッドコップの役割分担はなく、皆が中国の顔色を伺う「中国コップ」になっている。