2016年ノーベル医学生理学賞、大隅良典氏-基礎科学の典型(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.06 09:30
2015年に続いて今年も日本人科学者がノーベル医学生理学賞を受賞した。昨年は3人のうちの1人だったが、今回は単独受賞だ。それだけ功労が大きいということだ。
今年の受賞者の大隅良典氏はオートファジーまたは自食作用と呼ばれる分野を開拓した人だ。オートファジーとはもともと細胞内で不必要になった物質を処理する過程と考えられていたが、今は免疫・老化などいくつかの現象に広範囲に作用していることが明らかになっている。特にこの過程で問題が生じれば、がん、パーキンソン病、糖尿病など、さまざまな疾患が発生する可能性があるという。