<韓国旅客船沈没>海警状況室の最初の指示…脱出でなく「乗客を落ち着かせろ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.17 12:36
旅客船「セウォル号」の沈没当時、海洋警察状況室が現場に最初に出動した警備艇(123艇)に対し、脱出の指示ではなく「乗客が動揺しないよう落ち着かせろ」と命令したことが確認された。到着直後に乗客を脱出させるべきだったが、「落ち着かせろ」と命令したため“ゴールデンタイム”を逃したという批判が出ている。
新政治民主連合の黄柱洪(ファン・ジュホン)議員が16日、海洋警察から受けた「セウォル号沈没事故当時の海洋警察TRS(周波数共用通信)録音記録」によると、123艇は先月16日午前9時44分ごろ「現在、旅客船に接近し、外に出てきた乗客を一人ずつ救助している」と報告した。48分には「傾斜がひどく、人はいま降りられずにいる。もうすぐ沈没する状況」と再度報告した。