「盲目的な中国民族主義の根源は歪曲された教育」…中国内でも批判
中国の外でも平然と暴力を行使する一部中国人の歪んだ民族主義について、中国内部でも真剣に批判する声があがっている。
28日付の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、山東大教授の孫文広氏ら9人の中国人学者は「中国人の愛国主義の情緒が日々理性を失いつつある」とし「外国人に対する国粋主義的嫌悪感は結局、中国の発展を阻害するだけ」という見方を示した。
これらの学者は「若い学生の愛国主義は、中国政府が政治学理論と教科書に対する検閲を実施し、一方的な教育が行われているため」とし、中国政府の政策を批判した。一部専門家は、中国の若年層が他人を配慮する教育をきちんと受けることができなかったため、歪曲された民族主義の情緒を選択したと指摘している。