韓国副首相「韓米FTA破棄は望ましくない…合意点見つける」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.16 14:41
金東ヨン(キム・ドンヨン)副首相兼企画財政部長官は13日(現地時間)、「韓米自由貿易協定(FTA)は両国間で互恵的に作動するという点で破棄に向かうのは望ましくない」と述べた。20カ国・地域(G20)財務担当相・中央銀行総裁会議と2017年国際通貨基金(IMF)・世界銀行(WB)年次総会に出席するため米ワシントンを訪問した金副首相はこの日、現地で記者懇談会を開いた。
現実化した韓米FTA改定交渉について、金副首相は「破棄という極端な可能性も排除することはできない」としながらも「両国が交渉を通じて合意点と妥結点を見いだすべきだ」と述べた。続いて「商品貿易収支は韓国が黒字を出しているが、今年は黒字幅も減少し、サービス・資本収支は韓国が赤字」とし「このような点を利用して米国とお互い利益が均衡する方向でうまく協議をするというのが政府の基本的な考え」と述べた。金副首相は「部処間の意見調整過程が重要だが、その役割を企画財政部がする」とし「手続き的な面で国民に明明白白に知らせ、呼吸を一緒にすることが重要だ」と述べた。また「来月のトランプ米大統領の訪韓に合わせて必要な準備を十分にする」と説明した。