【コラム】「まねたい国、韓国」という南米の賛辞(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.15 11:56
今回の朴大統領の訪問した南米諸国が熱狂したものは3つ挙げられる。まず戦略樹立が最高水準であること、民官の協力が円滑であること、そして政府が核心的な役割を主導するということだ。こうした評価を受けてマンツーマンの企業相談を通じて新市場への参入を図って大型プロジェクトを受注し、韓国企業のジレンマ解消とともに先進国との技術協力を斡旋するなど結構な成果を上げた。
しかし国内に戻ってきて歴訪の成果が色あせるのを見ながら、到底言葉にならない虚脱感を抱いたのも事実だ。企業家が大統領の訪問に同行したことに対する批判の声が一部あることは分かっているが、これを励まして勇気を与え、進行過程や成果についてさらに積極的な声援がなければいけなかったのはないか。そうすれば今回の大統領南米歴訪チームは新しい「韓流歴訪チーム」という開拓者の名声を享受することもできただろう。