<CES>モーターショーのような家電ショー…世界各社が「スマートカー」競う(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.10 13:09
自動車企業がモーターショーではない家電博覧会に参加したのは、新しいエンジンと車体だけでは革新を続けることに限界があると判断したためだ。アウディのルパート・シュタートラー最高経営責任者(CEO)は、今年のCES基調演説で「自動車と道路状況、日常生活のすき間をIT技術で埋める革新が行なわれており、家電博覧会はモーターショー並みに重要になっている」と話した。アウディは今回のCESで「クワトロ」コンセプトカーと来年に発売する新車用のインフォテインメントを公開した。また、10.2インチ画面にアンドロイド基本ソフト(OS)を搭載した「アウディタブレット」もリリースした。ブースで会ったアウディ関係者は「アウディが自社制作したもので、これまでのタブレットPCよりも重いが、マイナス40度の寒さやプラス50度の酷暑にも耐えられる特殊ガラスとアルミニウムで作った」と説明した。家にいる時もこのタブレットで整備時期や車両位置などの関連情報をリアルタイムで確認できる。2015年型アウディ「ITスポーツクーペ」に初めて搭載されるデジタル計器盤も公開した。計器盤の中でインフォテインメントが現れ、両側の走行速度表示装置はサイズ調節もできるようにした。
ベンツは昨年8月に公開した「ベンツアプリ」をギャラクシーギアと米国シリコンバレーの「ペブル(Pebble)」が出したスマートウォッチ、グーグルグラスなどに適用させて展示した。走行中は周辺車両や車道の離脱を感知し、歩いていく時も周辺車両を感知して5メートル前後に入ってきたら自動的に警告音を鳴らす。ベンツ関係者は「このアプリを通じて、出勤経路のデータベースを構築すれば平日に自動で最適経路を知らせるというサービスも、早ければ来年から適用する計画」と明らかにした。