水爆台風の前で「手ぶら」韓国はなぜこれほど静かなのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.14 14:36
北朝鮮は核保有国になった。もう核戦争の脅威を感じながら暮らさなければいけない。残念なことになった。子孫に面目ない。正確な状況判断が必要だ。核原子炉専門家の朱漢奎(チュ・ハンギュ)ソウル大原子核工学科教授、軍事戦略家の李相熹(イ・サンヒ)元国防部長官にインタビューし、2人の見解に基づき診断と処方を模索した。
◆計算できない危険
韓半島(朝鮮半島)に核戦争が起こるのだろうか。韓半島の地軸を揺らした北朝鮮豊渓里(プンゲリ)での6回目の核実験は強大国の武力パラダイムを完全に変えた。2017年9月3日、過去の時代の勢力均衡は意味がなくなった。恐怖が広がり始めた。恐怖心が先制打撃として発現すればすぐに戦争だ。100年前の第1次世界大戦は「誰も望まない戦争」だった。お互い眺め合っていたが、恐怖を感じて攻撃した。軽快な足で参戦した欧州人1000万人が死亡した(キム・ジョンソプ、『落ち葉が散る前に』)。