韓米、THAAD約定30分前に突然延期…米国との北朝鮮制裁談判控えた中国を意識
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.24 10:28
韓米両国が在韓米軍の高高度ミサイル防衛(THAAD)体系を配備するための実務者協議約定(TOR)の署名を延期した。TORはTHAADを配備するための韓米間の実務者協議団の構成や会議運営方式を含む規範。
国防部のムン・サンギュン報道官は23日午前、「柳済昇(リュ・ジェスン)国防部政策室長とベンダル米第8軍司令官が今日(23日)TORに署名し、公式発表する予定だったが、署名が1、2日ほど遅れそうだ」と述べた。当初、午前10時30分に予定されていた約定締結発表が約30分前に延期されたのだ。
ムン報道官はその理由については具体的に説明しなかった。しかしベンダル司令官がこの日午後、国防部を訪問し、「在韓米軍司令部と米政府間で進行中の対話(ongoing dialogue)が終わっていない。早ければ明日(24日)締結が可能であり、さらに遅れることもある」という説明をしたと、国防部当局者が伝えた。韓米両国は北朝鮮が長距離ロケット(ミサイル)を7日に発射した後、在韓米軍にTHAADを配備するための交渉を公式開始すると宣言した。当初は先週TORに署名した後、実務者協議を進める予定だったが、日程が遅れた。