「韓中THAAD問題? 対話をして理解」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.17 16:34
16日午後、済州新羅ホテル6階の宴会場。25歳の4人が会って笑顔で握手を交わした。韓国語と中国語にジェスチャーを混ぜながら対話する4人は、韓中が国交正常化した1992年に生まれた両国の男女、カン・エリさん(成均館大政治外交学科修士課程)、リュ・ヒョンソクさん(東亜大中国学)、張楠さん(北京大韓国語学科修士課程)、于建宝さん(同済大政治・国際関係学院修士課程)だ。韓中外交部が共同主催する公共外交フォーラム(17日)に出席するためソウル・釜山(プサン)・北京・上海から済州(チェジュ)に来た。言葉を除けば姿も似ていて、対話も通じるため、国籍の違いはあまり感じられなかった。
4人は先月、成均館(ソンギュングァン)大成均中国研究所と韓国国際交流財団(KF)が共同主管した行事に参加し、ソウルと北京で8泊9日を共に過ごして友人になった。両国政府が高高度防衛ミサイル(THAAD)問題のため国交正常化記念日(8月24日)の祝賀行事も別々に開催することになった最悪の状況だが、この4人は25周年を共に祝い、より深い友情を築くために済州でまた意気投合した。
4人にTHAAD問題がお互い親しくなるうえで障害にならなかったか尋ねた。「そんなことは全くない」と口をそろえた。もちろん相手国に対する感情が全くないといえば嘘だ。韓国で交換学生として過ごし、韓国語を話せる張楠さんは「THAADは中国の安保問題と直結するが、韓国政府が中国の立場を考慮しないようで残念に思った」と話した。韓国の2人はTHAAD配備決定後に続いた中国の報復措置に不満を抱いていた。リュ・ヒョンソクさんは「中国が言う善隣友好政策とは違い、国際社会で問題が発生すれば中国は経済的な力による圧力で解決しようとする」と語った。