現代自、7年ぶりの生産職採用めぐり労使が綱引き(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.01 09:36
今回の新規採用は定年退職のような自然減少にともなう人員補充の性格だ。労組関係者は、「定年退職などでこの2年間に240人をはじめ、7年間で800人程度が辞めて行ったため、今後も新規採用を要求し続ける」と話した。現在毎年100人程度の定年退職者が出ている。
現代・起亜自動車の鄭夢九(チョン・モング)会長は、「1人当たり生産性を上げられない限り、国内の生産職は1人も増やさない」と何度も強調してきた。これに伴い、現代自動車の組合員数は2001年の4万5000人余りから10年間変わらずにいる。
これに対し現代自動車関係者は、「工場の自動化により生産職の人材が20%まで余っている状況だけでなく、昨年の労使合意でも“設備先端化の傾向を考慮し、専門性が要求される職務に限り新規採用する”という但し書き条項を付け○○人規模で採用するというのが会社の方針」と話した。労組は生産量拡大と定年退職者増加にともなう新規補充を、会社側は生産性向上と結び付いた採用が必要だという立場であるわけだ。