주요 기사 바로가기

【噴水台】死後の世界もスペックによって道が分かれるとしたら=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.23 11:15
0
この間、母親に死なれた知り合いと食事をした。慰めの言葉をかけたら彼が夢の話を切り出した。葬式を終えて数日後に夢を見たのだが、母が数年前に先立った父の腕枕をして2人とも安らかに微笑んでいたという。「父はこれまで夢に現れることすらなかったが、本当に不思議なことで心が穏やかになった」と話した。聞く人の心まで温かくなる夢だ。

再び会えない人。夢にでも会いたいのが人情の常だ。黄真伊(ファン・ジニ)の漢詩(『相思夢』)が土台となった歌曲『夢』も「夢路しか道が無いから、夢路で行くの」で始まる。死によって引き裂かれた間柄なら、もっと切なくて切実になる。先人は死のかなたを努めて美化することによって慰めを得ようとした。「そこ(あの世)はどれほどいいのか。みんな行ったきり戻って来ないわけだ。そこから帰ってきた人が1人でもいるという話を聞いたことがあるだろうか」〔金烈圭(キム・ヨルギュ)『メメント・モリ(memento mori)、死を記憶せよ』〕

 
死後、夢を見たわけではなく実際に世界を周ってきたという人もいる。いわゆる臨死体験(NDE、near-death experience)だ。臨死体験は19世紀末から科学的な研究が開始された分野であり、今日でも医学界を中心に議論が絶えない。体験談を記した本も少なくない。

最近、私が興味深く読んでいた本は『死、その後(Evidence of the Afterlife:The Science of Near-Death Experiences )』と『天国の証』だ。どちらも医師が書いた本なので信頼性が高いという特徴がある。前者は臨死体験を主張する全世界の約1300人を対象にアンケート調査して統計学的に整理した結果を、後者は神経外科の医師本人が体験した(したという)内容が含まれている。これらの著者が出した結論は死後の世界は本当にあること、恐れる必要もなくとても幸せな世界だということだ。現世でも来世でも最も大切なことはやはり“愛”ということだ。しかし、最近でも、米国ミシガン大学の研究チームがネズミの心臓を強制的に停止させて脳を調査した結果をもとに「幽体離脱など臨死体験というのは脳が異常に活性化してできる錯覚」と主張するなど、反論も強い。

先週、イランのメディアは、絞首刑が執行され医師の死亡宣告まで受けた麻薬事犯が生き返ったという知らせを伝えた(中央日報10月18日付23面)。家族は奇跡だと喜んだが、裁判所から再執行を命じられて再び死刑を待つ立場だという。彼に聞いてみれば臨死体験の真相を少しでも知ることができるだろうか。しかし、死後の世界の有無が科学的に一つずつ明らかになれば、多くの混乱が起きるだろう。誰もが幸せなら自殺が急増するだろうし、天国・極楽と地獄に分かれているのならもっといい所に行こうとして現世でのスペック(注)競争が激しくなるだろう。考えてみれば、私たちはすでにスペックとは何かを知っている。人を傷つけず、善良に生きることだ。 

注:各自が持つ学歴や資格、能力などのこと。

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    포토뷰어

    【噴水台】死後の世界もスペックによって道が分かれるとしたら=韓国

    2013.10.23 11:15
    뉴스 메뉴 보기
    イラスト=キム・フェリョン記者。
    TOP