韓日新時代の展望…小此木政夫慶応大教授インタビュー(2)

韓日新時代の展望…小此木政夫慶応大教授インタビュー(2)

2008年04月30日09時08分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  在日韓国人、北朝鮮との問題

  

金永煕・中央日報記者



  金=李明博大統領が求めた「在日韓国人の地方参政権獲得」の見通しはどうでしょうか。

  小此木=突然解決しようとすれば、あたかも韓国政府が日本の内政に干渉している、という意見が出てくるかもしれません。それで福田政府も少し時間をくれ、といっているわけです。地方参政権獲得の実現に反対する人々は、在日韓国人が日本国籍を取得しやすくしよう、という代案を示しています。2つを同時に進めるのもひとつの解決策だと私は考えています。

  金=米国と北朝鮮はシンガポールで4月8日に行った協議で、核申告について暫定合意しました。米国がシンガポールでの合意レベルで北朝鮮が願うテロ支援国指定解除などといった「反対給付」を提供し、非核化の第3段階に進もうとしているようですが、北朝鮮の支援で建設中だったシリア核施設の写真を公開したのは、強硬派と議会への対策という印象もあります。

  小此木=かつて、BDA問題(マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア=BDAに凍結されていた北朝鮮資金問題)がそうでした。凍結した北朝鮮資金の解除を決めても、その後長い時間がかかりました。今回も原則的な合意はしたものの、米国としてはプルトニウムの場合、正確に見なければならないことから時間がかかるでしょう。ブッシュ政権発足後の流れを見てみると、結局、強硬派の失敗の歴史のようです。彼らは北朝鮮への重油供給を中断することで北朝鮮に原子炉再稼働を許してしまい、金融制裁措置により北朝鮮を圧力を加えたことで核実験まで許してしまった。北朝鮮がプルトニウムをどれだけ保有しているかは、米国側が徹底的に問い詰めるはずです。

  金=李明博大統領が韓米首脳会談後の記者会見で、北朝鮮が申告した核施設への徹底した検証を強調したのも、米国が4月8日のシンガポール合意レベルで北朝鮮の申告をいったんは受け入れるとするも、検証では漏れなくやれとの注文だったのではと思われます。

  小此木=同感です。対北問題に対しては、現在韓国と日本が米国より強硬姿勢を示している。だからブッシュ大統領が米国内の強硬派に「徹底的に検証する」と強調すると、韓国や日本ではそのまま信じる傾向があります。ところが、米国が何かの決定を下すとき、韓国や日本の立場を考慮したことはないんです。安心しすぎてはいけません。

  

  →韓日新時代の展望…小此木政夫慶応大教授インタビュー(1)
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