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【噴水台】朴槿恵候補の私生活も暴いていたなら

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.08 17:07
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「韓国メディアはなぜ大統領候補の朴槿恵(パク・クネ)のことを完全に暴かないのか分からない」。

前回の大統領選挙が熱を帯びてきた2012年6月、メディア専門紙「寛勲(クァンフン)ジャーナル」には在米韓国人言論学者の耳の痛い叱責が掲載された。顕微鏡を使って政治家のゴマ粒のような私生活まで何度も裏表しながら些細なところまで明らかにするのが米国メディアだ。これに慣れている彼にとっては、大統領候補の個人史を十分に検証しない韓国の風土があまりにも情けなく映ったようだ。

 
米国など、ほとんどの国々ではライバルはもちろん、メディアや市民団体も登場して政治家の私生活を仔細に検証する。過去の私生活も公人の業務遂行に決定的な影響を及ぼしかねないという思いからだ。

実際、2008年の米大統領選挙でも数多くの候補が私生活の検証を通過できずに脱落していった。共和党副大統領候補として出馬して時のシンデレラとなったサラ・ペイリン元アラスカ州知事もそのうちの1人だ。ある伝記作家が3年間、彼女の人生を細かく検証した。すると、若いころには麻薬に手を染めたり、遠征試合でやってきた面識のないバスケットボール選手と一夜を共にしたり、夫の事業パートナーと浮気をしたりといった恥部が明るみになり、結局候補辞退に追い込まれた。一時、支持がトップだった成功したピザ会社社長出身の黒人候補ハーマン・ケイン氏も同様だった。ケイン氏は女子職員に対するセクハラに加え、13年間内縁関係の女性がいた事実が地域メディアによって暴かれ、氏名争いからの撤退を余儀なくされた。

すべて過ぎたことだが、4年前に報道機関や市民団体が朴大統領の私生活を検証していたらどうなっていただろうか。正しく異常信号を感知していたなら、候補選挙戦や大統領選挙で落ちるか、大統領になったとしても崔太敏(チェ・テミン)一家との特殊な関係は白日の下にさらされていたことだろう。ヒントもないわけではなかった。2007年大統領選挙の時、李明博(イ・ミョンバク)候補側に立って朴大統領の検証作業を行った鄭斗彦(チョン・ドゥオン)議員は「朴槿恵と崔太敏の関係を明らかにすれば国民は皆、驚愕するだろう」と公言していた。

朴大統領は1979年の朴正熙(パク・チョンヒ)殺害事件から98年の政界入りまで、19年間どこで何をしていたのかほとんど知られていないベールに包まれた人物だ。それでも世間はこれに対する無知を見過ごした。これはこれまでの最高統治者の過去の人生を十分知らずとも特に問題にならなかったせいもある。金泳三(キム・ヨンサム)・金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)・李明博(イ・ミョンバク)大統領に関するスキャンダルは、すべて息子・夫人・兄弟の不正であり本人の過ちではなかった。自然と大統領候補自身の過去史まで踏み込まなくても大丈夫だという油断が人々の心に巣食ってしまった。

すでにこぼれてしまった水なら教訓でも得ていこうではないか。公人の私生活は徹底して検証しなければならないということ。これが崔順実(チェ・スンシル)ゲートから抽出できる、せめてもの“苦い薬”だ。

ナム・ジョンホ論説委員

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