チャイナショック見越したか…いち早く中国脱出したアジア最高の富豪(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.08 13:22
中国発の「パーフェクトストーム」の懸念に世界の投資家が震えている。だが近づく黒い影にも足を伸ばして眠る人もいる。アジア最高の富豪である李嘉誠長江グループ会長(87)だ。お金が多くてではない。いち早く中国と香港の資産を減らしたためだ。ウォール・ストリート・ジャーナルは「中国投資を徐々に減らし欧州に核心投資地域を移した李嘉誠の先見の明が注目されている。投資家の間で“李嘉誠の神託”という言葉が出るほど」と6日付で報道した。彼の選択があまりにも巧妙で、神の啓示を受けたようだという話だ。「商神のクラス」をしっかりと証明した格好だ。
李嘉誠は1月に自身が率いる香港最大企業の長江グループの構造改革案を発表した。傘下の不動産投資会社の長江実業と、港湾、通信、小売り事業を管轄するハチソン・ワンポアを合併した後、不動産と非不動産事業に分け2つの持ち株会社に再編した。新規持ち株会社は租税回避地である英領ケイマン諸島に登録した。「香港エクソダス(脱出)」の公式化だった。