チョン・ユラ容疑者「韓国に行かない」…帰国意思を撤回
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.07 11:46
デンマーク検察に6日前から拘禁されている崔順実(チェ・スンシル)被告(61)の娘チョン・ユラ容疑者(21)が条件付きの自主的帰国意思を撤回したことが伝えられた。チョン容疑者は現地にある知人に「韓国に帰らない」と話したという。外部と接触できないチョン容疑者の立場は、一部のメディアがチョン容疑者の知人の発言を引用して報道した。当初の「息子と一緒に過ごせるよう拘束なく捜査が行われるのなら自主的に帰国する」という立場から変わったのだ。
しかし韓国にいるイ・ギョンジェ弁護士は「正確なことは分からないが、まだ留保的な立場だと把握している」と述べた。またチョン容疑者は、最近まで自分を弁護してきた弁護士を交代した。今後、犯罪人引き渡し訴訟に本格的な対応をするためとみられる。これに関連し、デンマーク検察は7日、チョン容疑者送還問題に関し、コペンハーゲンの中央検察庁で記者会見を開く予定だ。
3日(日本時間)にチョン容疑者に会った大使館の関係者は「チョン氏は思っていたより母性が強かった。『韓国に行って拘束されれば子どもの世話をする人がいない』と言って涙を見せた」と伝えた。チョン容疑者がデンマーク警察に逮捕されてから5日目、生後19カ月の息子に初めて面会した後、心境の変化を起こしたという分析もある。特検チームは「犯罪者とは交渉しない」とし、法に基づく犯罪人引き渡し請求手続きを進めるという立場だ。