朴大統領の光復節演説、中国THAAD464字、日本51字
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.16 08:45
朴槿恵(パク・クネ)大統領は光復節(解放記念日)の演説で、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備の正当性を強調した。異例にも日本関連の発言は少なかった。THAAD関連発言は8文章(464字)だったのに対し、日本関連の問題は1文章(51字)にすぎなかった。中国を名指しすることはなかったが、「我々の運命が強大国の力学関係によって決定されるという被害意識と悲観的思考を払拭しなければいけない。周辺国との関係を能動的かつ互恵的に導いていくべきだ」という立場を明らかにした。中国のTHAAD配備反対および対北朝鮮圧力に関するメッセージ発信に重点を置いたのだ。朴大統領は「THAAD配備は北の無謀な挑発から国民の生命を守るために選択した自衛権的措置」と強調した。野党などの反対に対しても「政争の対象にはならない」と述べた。
国立外交院のキム・ハングォン教授は「過去には強大国の争いに巻き込まれる姿を見せたりしたが、今はもう米中の間で我々の立場を明確にしなければいけないという意味」と解釈した。
朴大統領は北朝鮮の核・ミサイル脅威については「我々の国民に脅威を与えるためのいかなる試みも決して成功しない」とし「そうするほど国際的な孤立は深まり、経済難ばかり加重することになるだろう」と警告メッセージを送った。