大韓民国サッカー代表チーム監督は外国人指導者が担うことになった。２００７年８月に辞任したピム・ファーベーク（５８）監督以来７年ぶりに外国人監督時代が開かれる見通しだ。

大韓サッカー協会の李用秀（イ・ヨンス）技術委員長（５５）は先月３１日、坡州（パジュ）代表チームトレーニングセンターでブリーフィングを行い代表チーム監督選任関連技術委の会議結果を発表した。

李委員長は「７つの前提条件を作り候補者を選んだ」とし、▲大陸別選手権参加経歴▲ホーム＆アウェーで進行されるワールドカップ（Ｗ杯）地域予選参加経歴▲Ｗ杯本戦ベスト１６以上の成績▲Ｋリーグとの連係のためのクラブサッカー指導履歴▲性格および指導者教育能力▲年齢（２０１８年Ｗ杯本戦時７０才以下） ▲英語駆使能力などを言及した。これを通じて候補群に名前をあげた韓国内外の指導者４７人中外国人３人を優先交渉対象者に決めた。

李委員長は「情報を露出すれば交渉過程で不利益が予想される」として候補者の名前を明らかにしなかった。

しかし輪郭はある程度見えている状態だ。２０１０南アフリカ共和国Ｗ杯当時オランダの準優勝を導いたベルト・ファン・マルワイク監督（６２、オランダ）、２００６ドイツＷ杯フランス準優勝の主役だったレイモン・ドメネク監督（６２、フランス）、ブラジルＷ杯のコスタリカベスト８の主役、ホルヘ・ルイス・ピント監督（６２、コロンビア）などが注目されている。

李委員長は「候補者選定過程において年俸は考慮しなかった。事前接触もしていない。交渉はサッカー協会が担当し進める」と話した。３人の指導者ともＷ杯本戦の舞台で注目に値する成績を出した人物であるだけにサッカー協会の交渉力が選任の有無はもちろん、年俸などの契約条件の決め手となることが予想される。