物価ショック、解決策が見つからない韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.02 09:11
高騰する物価に庶民の生活はますます厳しくなっている。1日に韓国の統計庁が発表した8月の物価上昇率は前年同月比5.3%。だが、庶民生活と密接な品目ははるかに大きく上がった。コメ価格は1年間に12.5%、サバは26.1%、玉子は30.2%、ガソリンは13.4%、都市ガス料金は10.4%上昇した。
一部庶民関連物価は今後さらに高騰する見通しだ。農村経済研究院は、今夏降り続けた雨のためコメ収穫量が過去10年で最低を記録すると予想した。大型マートのコメ購買担当者は来月にはコメ価格が昨年より15~20%上がるとみている。
新米は秋夕(チュソク)特需も重なりすでに急騰している。ある大型マートでは新米5キロを昨年より29%高い1万7800ウォン(約1284円)で売っている。祭祀に必須のリンゴ、ナシは早い秋夕のため品薄となっている。市場で果物店を運営するパク・チャンヘさんは、「お客が1万ウォンで買える果物の量がこれまでの半分になった」と話す。牛乳の値段もまもなく上がる。牛乳企業が最近乳牛農家に原料供給価格を上げて価格上昇が予想される。