競合会社に東芝を奪われるのは防いだ…技術共有は課題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.22 11:11
「SKハイニックスが盾を確実に握った。これからは槍まで握れるかがカギだ」。
SKハイニックスが韓日米連合を通じ東芝の半導体事業部優先交渉対象者に選ばれたことをめぐり漢陽大学融合電子工学部のソン・ヨンホ教授はこのように評した。SKハイニックスが今回の買収戦で期待した2つの狙いを盾と槍で表現したのだ。
盾はNAND型フラッシュ市場での立場低下を防ぐことだ。SKハイニックスはDRAM市場では確固とした2位だが、NAND型フラッシュ市場ではシェアが11.5%にすぎない4~5位圏のメーカーだ。東芝が米ウエスタンデジタルやマイクロンのような競合企業の手に渡る場合、市場支配力の低下は火を見るより明らかなことだ。