中国政府が２３日、南北対話や交流回復など文在寅（ムン・ジェイン）政権の対北朝鮮政策を支持する意向を明らかにした。国際社会の対北朝鮮制裁基調を尊重する範囲内での交流に対して積極的な支持の立場を表したのだ。

中国外務省の華春瑩報道官はこの日の定例記者会見で、「南北対話と交流回復を含む文在寅大統領の対北朝鮮政策についてどう思うか」という質問に対し、「韓国新政権の対北朝鮮政策に対する積極的な信号に注目している。南北間の接触強化と交流増進を支持する」と答えた。続いて「中国は南北が相互関係を改善し、和解と協力を推進することを積極的に支持する」と述べた。

一方、華春瑩報道官はこの日、中国の４月の対北朝鮮輸入額が１億ドル以下に減少したことに関し「中国が忠実に国連安全保障理事会決議案を履行していることを示している」と評価した。中国の３月の対北朝鮮輸入額は前月比３６％減の約１億ドルだった。

こうした変化について「米国に送る信号か」という質問が出ると、華春瑩報道官は「私たちは誰かに見せたり証明するために決議を履行するのではなく、責任ある国際社会の構成員であり安保理常任理事国として義務を果たしているだけ」とし「中国は一貫して全面的に安保理決議を実行していて、また国際義務を履行している」と明らかにした。