韓国造船、不安な世界1位…受注増でも本格的反騰「険しい道」予告(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.05 11:43
造船業の不況が続いている。下手をすると世界1位も譲り渡すかもしれないという危機意識も広まっている。時々船舶受注のニュースが聞こえるが昨年にはおよばない。円安を背にした日本と、政府支援を土台にした中国の追撃は強まっている。こうした状況で「マルメ(Malmoe、スウェーデンの都市)の涙を忘れてはいけない」という懸念まで出てきた。世界造船産業の中心が欧州から韓国に移ってきたことを象徴する「マルメの涙」が約10年ぶりに韓国で再演される恐れがあるという危機感が高まっている。
◆「マルメの涙を忘れるな」
パク・ジョンボン現代(ヒョンデ)重工業副社長(海洋プラント事業本部海洋事業代表)は4日、社員たちに送った文で「今の状況では私たちはマルメの涙エピソードを思い出さざるをえない」として「(今の)危機を克服できない限りマルメの涙は他人ごとではなく、私たちの涙になるかもしれない」と指摘した。