韓国免税店1位のロッテも4-6月期に赤字…THAADの影響?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.17 15:09
高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の配備に伴う中国の報復によって免税店業界が苦境に立たされている中、業界1位のロッテ免税店まで4-6月期に赤字を記録した。ロッテ免税店の赤字転落は、2003年SARS(重症急性呼吸器症候群)事態以降、14年ぶりだ。業界ではTHAAD危機の長期化を懸念する声が高まっている。
16日、韓国金融監督院の電子公示によると、ロッテ免税店はことし4-6月期に298億ウォン(29億円)の営業損失を記録した。ロッテ免税店の昨年同期の営業利益は909億ウォンだった。上半期の売上も2兆5530億ウォンで昨年に比べて6.6%減った。ロッテ免税店側は相変わらずTHAADの影響と業界の競争激化、仁川国際空港の賃貸料の引き上げなどを実績悪化の要因に挙げている。