【時視各角】歌手PSYに太極武功勲章を授けよう=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.07 15:52
機転の早い米企業がこうした追い風を逃すわけがない。先月、ゲーム企業トレーアークは「2054年のソウル江南」を背景にした「コールオブデューティ(Call of Duty)」の新作をリリースした。ゲーム映像にはハングルの看板が並ぶ江南大路、街灯にかかった太極旗、仁川(インチョン)空港行きの広域バスまで生き生きとしたディテールが目を引く。コールオブデューティは、新作ごとに数千万枚ずつ売れて、昨年のパッケージ販売初日だけで10億ドルを超える世界最高のシューティング・ゲームだ。
2本の手の平があってこそ音は鳴るものだ。韓米同盟が強固なことは、背景には北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)も少なからず役割を果たした。核兵器や弾道ミサイル開発だけで憎まれたわけではない。ロイ首席研究員は、北朝鮮を4回訪問した金正恩の友人、元バスケット選手デニス・ロッドマン氏が原因だと目星をつけた。あらゆる奇行やとアルコール中毒・破産でロッドマン氏を悪く見ているのが米社会の支配的な見解だ。米共和党のジョン・マケイン上院議員は「彼はバカ(idiot)であり野蛮的独裁者の宣伝道具」といったし、下院外交委民主党幹事も「金正恩を称賛する愚かなロッドマン」と非難した。これと一緒に北朝鮮イメージも最悪だ。すでにハリウッド映画では北朝鮮が悪党としてしばしば描写され、最近の『ザ・インタビュー』は金正恩の暗殺まで素材にした。よっぽどでなければ米国人が今年初めのギャラップ世論調査で史上初めてイランを抜いて北朝鮮を最も嫌いな国に選んではないはずだ。