北朝鮮実力者黄炳瑞氏が党から除名、金元弘氏は収容所へ…12月粛清の風が吹く?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.12 10:58
先月、北朝鮮の権力の核心から押し出された黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長の解任措置に続き、労働党から脱党させられるなど深刻な状況であるということが分かった。また、金元弘(キム・ウォンホン)総政治局第1部局長は収容所で収監生活をしていることが明らかになった。
北朝鮮内部の事情に詳しい対北朝鮮消息筋は12日、「2人に対する懲戒が当初の予想より非常に厳しくて回復が容易ではないものと見られる」とし「権力復帰が不可能になるかもしれない」と話した。これに先立ち、国家情報院は先月20日、国会情報委に「黄炳瑞氏と金元弘氏など総政治局将校が処罰を受けた」と報告したが、具体的な度合いは「把握中」としながら明らかにしなかった。消息筋は「黄炳瑞氏と金元弘氏はこれに先立ち、崔竜海(チェ・ヨンヘ)労働党組織指導部長が指揮した総政治局に対する大々的な検閲で『規律違反』の事実が明るみに出た」とし「この報告を受けた金正恩(キム・ジョンウン)委員長が一罰百戒下するように指示したことで粛清に近い措置を受けたもの」と伝えた。2人の不正容疑に対して消息筋は「金を受け取って人事を断行した事実が明らかになった」と付け加えた。